医療ニュース

2008年4月29日(火) 仏、過剰なダイエット指南に罰則規定の見込み

 4月28日の共同通信によりますと、フランス国民議会(下院)は、主に若い女性を対象に、過剰なダイエットを指南するようなインターネットサイトやメディアの当事者に、最高で禁固3年、罰金4万5000ユーロ(約730万円)を科す「やせ過ぎや拒食症の扇動と戦う法案」を賛成多数で可決し上院に送りました。

 法案では、「長期にわたる食事制限によって行き過ぎた減量を行わせ、その結果として健康を危うくする行為」に罰則を与えると規定されています。

 フランスでは拒食症の患者が3万から4万人に上るとみられています。下院議員のバシュロナルカン氏は、一部のインターネットサイトについて「吐き戻しやすい食品を紹介したり、食事を取った後、自らを痛めつけるよう奨励したりしている」と指摘し、このような減量指南は「死のメッセージだ」と非難したそうです。

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 拒食症が長期化すると、心身ともに衰退していき、命にかかわる状態になることも少なくありません。
 
 この法案のように、行き過ぎたダイエットを煽る者には罰則を規定すべきだと思われます。

参考:はやりの病気第38回「本当に恐ろしい拒食症」

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