医療ニュース

2007年2月20日(火) 電子カルテは非効率?

2月19日のJapan Medicineによりますと、内閣官房のIT担当室の調査の結果、電子カルテの導入によって、現場の業務が「非効率化した」と感じている医師が「効率化した」と感じている医師よりも多いことが分かりました。

 この調査は昨年12月、医療機関(病院2000、診療所2000)、患者・被保険者(1000)、保険者(3571)、審査支払機関(94)、都道府県(47)を対象に実施されています。医師が電子カルテをなぜ非効率化したと感じているかは報道からはよく分かりませんが、患者・被保険者サイドからはITの恩恵を受けているとの実感が多いようです。診察の待ち時間についても、電子カルテ導入前は75.6分だったのが、導入後は55.3分へと短縮しています(それでも長すぎるように感じますが・・・)

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 すてらめいとクリニックでも電子カルテを導入していますが、患者さんの声で最も多いのが「診察室で料金が分かるので安心できる」というものです。種類にもよりますが、電子カルテがあれば、治療や検査の説明をおこなったその場で瞬時に料金を提示することができます。

 勤務医の頃は、検査や治療でいくらくらい必要なのかが漠然としか分かっていなかったのですが、クリニックで電子カルテを導入してからは料金の仕組みがよく分かるようになってきました。料金のことがよく分かるようになっただけでも、電子カルテを導入してよかったと、私自身は感じています。

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