医療ニュース

2007年8月4日(土) タバコで余命が3.5年短縮

 タバコを吸う男性の40歳の時点での平均余命は、吸わない男性より3.5年短い・・・

 このような研究発表を厚生労働省の研究班がおこないました。(報道は7月24日の共同通信)

 研究班は、1980年に全国300ヵ所の保健所で健康診断を受けた30歳以上の男女のうち、9625人(男性4237人、女性5338人)に対する追跡調査をおこないました。このうち、1999年までに死亡した約2000人の喫煙の有無、年齢別の死亡率などを基に全調査対象者の平均余命を算出しています。

 その結果、健診時にタバコを吸っていた男性は2,666人(喫煙率63%)で、40歳の平均余命は38.6年、もともと吸っていなかった777人については42.1年で3.5年長くなっていました。また、以前は吸っていたけども健診時に禁煙していた794人の余命は40.4年となっています。

 男性喫煙者のうち、1日の本数が「1箱未満」の40歳の平均余命は39年、1-2箱は38.8人、2箱以上は38.1年と、本数が多いほど余命が短くなる傾向となっています。

 一方、女性の喫煙率は9%で、喫煙者(476人)の40歳の平均余命は43.4年、非喫煙者(4793人)は45.6年と2.2年の差がありました。

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 喫煙者の寿命が短いというのは予想通りでしょうが、あらためて数字を示されると、その深刻さが浮き彫りとなります。

 3.5年もの月日があればかなりのことができるはずです。

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