医療ニュース

2008年2月4日(月) インフルエンザ罹患者が4万人以上に

 全国約4,700の医療機関から国立感染症研究所に報告された今年第3週(1月14日から20日)のインフルエンザ患者数が、今季最多の44,567人(1機関当たり平均9.35人)になったことがわかりました。(報道は1月29日の毎日新聞)

 今季は、この20年で最も早い昨年第47週(11月19日から25日)に流行が始まりましたが、学校が冬休みとなった年末年始にいったん、患者数が減っていました。

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 私が感じている今シーズンのインフルエンザの特徴は、”症状が重くないケースが多い”ということです。

 熱がそれほど上がっていないケースや、倦怠感がそれほど強くないケースもままあり、”念のために”検査をして、インフルエンザ陽性というケースが例年に比べて非常に多い印象があります。

 インフルエンザは、小児や高齢者、免疫不全の人にはうつしてはならない疾患で、甘くみてはいけません。気になる人は、「ただの風邪」と決め付けないで、近くの医療機関を受診されてはいかがでしょうか。

(谷口恭)

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