医療ニュース

2007年2月24日(土) 花粉飛散が一気に拡大!!

 昨年の秋の気温が高かったために、今年の花粉の飛散は遅れるのではないかとみられていましたが、予想以上の暖冬となったため、スギ花粉の飛散は例年よりも早くなりました。

 環境省が、NPO法人花粉情報協会に委託して各都道府県に1カ所ずつある観測点で調べた結果によりますと、スギ花粉の飛散は1月31日に東京都で確認されたのが最初で、飛散地域は2月に入って関東や西日本を中心に拡大し、21日現在、この観測網で飛散が未確認なのは北海道、青森、秋田、長野、沖縄の5道県だけとなっています。(報道は2月23日の共同通信)

 例年であれば、2月10日ごろから関東、四国、九州地方の一部で飛散が始まり、徐々に北上していきますが、今年は大幅に速いペースとなっています。環境省は当初、例年と同様、2月10日ごろから関東以西の本州、四国の太平洋岸と九州北西部で飛散が始まると予測していましたが、暖冬傾向が予報より強く、スギの開花が早くなったと説明しています。

 ただ、昨夏の日照時間が少なかったため、スギ雄花についている花粉の量は例年より少ないと考えられています。このため、環境省は「地域により平年並みから平年の20%」とする飛散量の予測に変更はないとしています。
 
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 すてらめいとクリニックでも、先週あたりから花粉症の患者さんが増えてきています。別のところでも述べましたが、花粉症対策で最も大切なことは「早期に受診をする」ということです。例年よりも飛散量は少ないかもしれませんが、早期受診の重要性は変わりません。

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