医療ニュース

2007年6月23日(土) 急性Wii炎にご用心

 2006年の年末に発売された任天堂のゲーム機「Wii」は、3月までに世界で584万台が売れたそうです。

 Wiiは従来のゲーム機とは異なり、実際に身体を動かしてプレーするのが特徴です。テニスであれば、付属のコントローラーを振り回すことによってプレーをおこないます。

 そのテニスゲームに熱中し右肩を痛めたスペインの医師が、その症状を「急性Wii炎」と名付け、6月7日発行の「The New England Journal of Medicine」という医学誌に発表し話題を呼んでいます。

 Wiiはイギリスの研究者らが、「従来のゲームよりエネルギー消費量が多くダイエット効果が期待できる」との調査結果を発表し、「Wiiでダイエット!」というムーブメントも世界各地で起こっているようです。

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 スペインの医師が右肩を痛めたのは、単なる使いすぎによる靭帯の損傷だと思われますが、「急性Wii炎」などと命名し、さらにそれが一流の科学誌に掲載されるのですから、任天堂も驚いていることでしょう。

 何事もほどほどに・・・

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