医療ニュース

2008年11月6日(木) タイでマラリアが急増

 太融寺町谷口医院には、海外から帰国したばかり、なかでもタイから帰国したばかりという患者さんがなぜか少なくありません。

 そのタイで今、マラリアが流行っています。

 11月4日のThe Nation(タイの英字新聞)によりますと、今年の1月から9月までにタイ全国でマラリアの診断・治療を受けた人は4万人以上になります。

 4万人を詳しくみてみると、20,506人はタイ人、20,803人は近隣諸国からの出稼ぎ外国人(migrant workers)です。

 タイ疾病予防局(DDC)局長のソムチャイ医師は、「チャンタブリ、ターク、カンチャナブリの3県で出稼ぎ外国人のマラリア患者が増加傾向にある。来年は感染者がさらに増加することが予想される」とコメントしています。

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 参考までに、県別のデータでは、ターク県(北部)が4,471人で最多、ヤラー県(南部)3,971人、ナラティワート県(南部)1,284人と続きます。これら3県は日本人観光客があまり行かないところだと思いますが、以前からバンコクでもマラリアはコンスタントに報告されていることをお忘れなく・・・。

(谷口恭)

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