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2009年3月26日(木) 総人口減少、65歳以上は過去最高

 2008年10月1日現在の人口について3月23日総務省が発表しました。(報道は3月24日の共同通信)

 総人口は前年(2007年)に比べ7万9千人減(0.06%減)の1億2769万2千人で、3年ぶりの減少となります。

 女性は2万人減の6544万1千人と、1950年以降で初めての減少となっています。女性の出生児数は死者数を7千人上回る「自然増」でしたが、出国者数が入国者数を2万7千人上回る「社会減」となり、結果として全体で2万人の減少となります。男性人口は5万9000人減の6225万1000人となっています。

 男女を合わせた65歳以上の人口は2821万6千人、総人口に占める割合は0.6ポイント増の22.1%となり、人数・割合とも過去最高を更新しました。一方で、14歳以下は人数1717万6千人、割合13.5%で過去最低となっています。

 男女を合わせた自然増減については、出生児数が110万8千人、死亡者数が114万2千人で、3万4千人減り2年連続の減少となります。初めて減少に転じた2007年のマイナス2000人から、減少数が大幅に拡大したことになります。

 外国人は6万5000人の入国超過となっていますが、日本人は出国超過数が11万人と大幅に増加しています。

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 女性が減った要因について、総務省は「海外で長期滞在する日本人女性が増えていることが理由の一つと考えられる」と説明しています。

 おそらくこれから毎年65歳以上の人口の割合が増えていくものと思われます。世界のどこもが経験したことのないような「超高齢化社会」の到来です。

(谷口恭)

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