医療ニュース

2007年3月23日(金) タミフルの10代への処方が中止に

柳沢厚労大臣は、3月1日、衆院予算委員会で「タミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えていない」と述べましたが、20日には一転して、「10歳以上の未成年については原則タミフルの処方を控える」ことを発表しました。これは「緊急安全性情報」として全医療機関に配布されています。

 2月にはタミフル服用後に転落死したふたりの10代について報道されましたが、厚生労働省は20日それら以外にも2件の転落事故が新たに起きていたことを発表しました。

 厚生労働省はさらに、10代の転落事例が2004年以降に計15件起きていたことを明らかにし、成人の転落・転倒も昨年以降計7件あったことを発表しています。7件のうち3件は死亡事故につながっています。

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 「処方を控える」のを10代の未成年としているのは、おそらくインフルエンザは10歳未満では死亡者数が少なくないからでしょう。

 インフルエンザのもうひとつの特効薬「リレンザ」は、今のところ重篤な副作用の報告はありませんし、吸入薬ですからタミフルのような内服薬よりも気軽に使えるように思われます。

 すてらめいとクリニックでは以前からリレンザをすすめるようにしています。

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