プラセンタ療法

T.I.C.谷口医院では、国内薬事法上承認済のみの「メルスモン」「ラエンネック」のプラセンタ注射を実施しています。

プラセンタ療法<保険適用>

<ラエンネック>
慢性肝炎や肝硬変などの慢性肝疾患における肝機能の改善を目的とする場合、保険適応となります。 注射開始前に肝機能に関する採血が必要となる場合があります。他院での検査結果がある場合はご持参ください。

<メルスモン>
更年期障害(45才~59才の女性)や乳汁分泌不全(産後1年以内)の方が保険適応となります。診察時にご相談ください。 

<プラセンタ注射・自費価格>

メルスモン1A(本)or ラエンネック1A(本) 1,100円(税込)
メルスモン1A(本) or ラエンネック1A(本)+ビタミンC1A(本) 1,600円(税込)
メルスモン2A(本)or ラエンネック2A(本) 2,000円(税込)
メルスモン2A(本) or ラエンネック2A(本)+ビタミンC1A(本) 2,500円(税込)
メルスモン3A(本) or ラエンネック3A(本) 3,000円(税込)
メルスモン3A(本) or ラエンネック3A(本)+ビタミンC1A(本) 3,500円(税込)

Q1 プラセンタって何?

A1 プラセンタとは”胎盤”のことです。古代から胎盤は生命体を元気にすることが知られていました。人間以外の動物は出産後すぐにプラセンタを食べますし、人間は食べることこそしないものの、例えばプラセンタに触ることによって肌がすべすべになるという医療者からの声は少なくありません。

Q2 プラセンタにはどんな成分が含まれるの?

A2 人ひとりの体をつくりあげる役割を担うプラセンタには、生きていくために必要なほぼ全ての栄養素が備わっています。3大栄養素であるタンパク質、脂質、糖質はもちろん各種ビタミン、ミネラル、酵素、核酸などの生理活性成分が豊富に存在していると言われています。

■ プラセンタに含まれる豊富な成分

アミノ酸・・・生命の源。いろいろな生理機能をもつ。
タンパク質・・・人の身体を作る栄養素。
糖質・・・エネルギー源になったり、細胞構造を維持する。
ビタミン・・・整理機能を調節し代謝をスムースにする。
核酸・・・遺伝子の修復。新陳代謝の調整。
活性ペプチド・・・医薬品的な効能を発揮するプラセンタの中心成分。
脂質・脂肪酸・・・細胞をつくる重要な材料の1つ。
ムコ多糖体・・・細胞間をつなぐ成分で、炎症をおさえる働きなどがある。
ミネラル・・・血液・体液の調整など、さまざまな働きをする。
酵素・・・生体内の化学反応を助ける。

Q3 プラセンタはどのような機序で病気を治すの?

A3 抗菌薬は細菌を死滅させ、抗がん剤はがん細胞を小さくします。一方、プラセンタは単一のはたらきをするのではなく、体中の弱っている細胞に活力を与えると言われています。プラセンタが病気を直接治すのではなく、弱っている細胞を元気にすることによって、身体を健康な状態にもっていくと考えられています。

Q4 プラセンタってブタの胎盤って聞いたんですけど・・・

A4 一般的に化粧品に含まれているプラセンタはブタであることがほとんどです。当クリニックでおこなっている注射はヒトの胎盤を用いています。

Q5 ヒトの胎盤は危険じゃないの?

A5 危険なヒトの胎盤も存在します。例えば、お母さんが肝炎ウイルスやHIVや狂牛病を持っている(あるいは持っているかもしれない)場合です。当院で使用しているプラセンタは薬事法上承認されたものであり、そういった検査に合格したもののみを使用しています。

Q6 プラセンタ注射って保険が使えるの?

A6 「ラエンネック」は、慢性肝炎、肝硬変などに対しては保険診療で実施できます。「メルスモン」は更年期障害と乳汁分泌不全に保険適応があります。

Q7 プラセンタの注射って聞くと怖い気がします。副作用はないのですか。

A7 重篤な副作用はほぼ皆無です。注射した部分が赤くなったり腫れたりすることは稀にありますがいずれも軽症です。皮膚に痒みがでたり赤くなったりすることもありますが、この場合も軽症で、その症状に対する治療をおこなえば短期間で治ります。実際、軽度の副作用が出たことのある人でもほとんどの人は使い続けています。

Q8 どれくらいの間隔で治療を行えば効果的ですか?

A8 注射の場合通常、週に1〜2回程度です

Q9 プラセンタの点滴はできますか?

A9 できません。プラセンタエキスを製造している製薬会社がそのように通知しているからです。現在の医療用プラセンタエキスは点滴や静脈注射ができるようにはつくられていません。安全性を考えてプラセンタの点滴はできないというわけです。当クリニックでは、筋肉注射のみをおこなっています。