スポーツ・ダイビングについて
〇スポーツ・ダイビングについて
●スポーツの国際大会で使えない薬について
日本アンチ・ドーピング機構が発行している禁止表国際基準(2024年)を参照ください。
喘息(ぜんそく)の薬には使えないものが多数あります。当院で比較的多く処方している薬でいえば、レルベア、ホクナリンテープ、メプチンエアーは使用禁止とされています。
利尿薬は原則NGです。また、降圧剤のなかではβブロッカー(インデラルなど)が使えません。
漢方薬は、麻黄、半夏、附子、丁子、細辛、南天実、呉茱萸が含まれるものは禁止されています。また、これ以外の漢方薬も収穫時期や産地などで成分量が異なるので原則使用しない方がいいでしょう。
●スキューバダイビングについて
(スキューバ)ダイビングは、誰もがおこなえるマリンスポーツというイメージが定着してきており、たしかに何らかの病気があったり、障がいがあったりしてもおこなえるのは事実です。半身麻痺があってもダイビングを趣味にされている人もいます。しかし、次の疾患のある人は充分な注意が必要であり、現在は症状が出ておらず安定しているとしても必ずかかりつけ医への事前相談が必要です。
・ぜんそく
・てんかん
・心筋梗塞、狭心症、不整脈など心疾患
・COPD、気胸など肺疾患
・中耳炎
また、健康な人も、飲酒、疲労、風邪、脱水などがあれば控えるべきです。
ダイビングで忘れてはならないのは「急に上がらない」ということです。(逆に「素早く深いところまで潜る」はあまり問題になりません) 急に上がれば、一気に肺内の気圧が下がり、そのために肺が膨張して破裂することもあり、大変危険な状態になることもあります。特に危険なのが浅いところでの急な上昇です。(説明は省きますが、深度20メートルから深度10メートルに上がるときよりも、深度10メートルから海上に上がるときの方が危険です)
もしもダイビングに伴う身体の不調が生じたときは飛行機に乗ってはいけません。軽症でも24時間以内の搭乗は避けるべきです。また、何も起こらなかったとしても搭乗まで18時間以上はあけるべきです。ですから飛行機で帰る日の朝のダイビングや、夕方まで潜っての翌日早朝の便の利用などは避けるべきです。
ダイビングが趣味の人は、DAN JAPANに入会されるのも安全対策になるかと思います。世界中のどこでトラブルが起こっても原則無料で対処してくれます。
●スポーツの国際大会で使えない薬について
日本アンチ・ドーピング機構が発行している禁止表国際基準(2024年)を参照ください。
喘息(ぜんそく)の薬には使えないものが多数あります。当院で比較的多く処方している薬でいえば、レルベア、ホクナリンテープ、メプチンエアーは使用禁止とされています。
利尿薬は原則NGです。また、降圧剤のなかではβブロッカー(インデラルなど)が使えません。
漢方薬は、麻黄、半夏、附子、丁子、細辛、南天実、呉茱萸が含まれるものは禁止されています。また、これ以外の漢方薬も収穫時期や産地などで成分量が異なるので原則使用しない方がいいでしょう。
●スキューバダイビングについて
(スキューバ)ダイビングは、誰もがおこなえるマリンスポーツというイメージが定着してきており、たしかに何らかの病気があったり、障がいがあったりしてもおこなえるのは事実です。半身麻痺があってもダイビングを趣味にされている人もいます。しかし、次の疾患のある人は充分な注意が必要であり、現在は症状が出ておらず安定しているとしても必ずかかりつけ医への事前相談が必要です。
・ぜんそく
・てんかん
・心筋梗塞、狭心症、不整脈など心疾患
・COPD、気胸など肺疾患
・中耳炎
また、健康な人も、飲酒、疲労、風邪、脱水などがあれば控えるべきです。
ダイビングで忘れてはならないのは「急に上がらない」ということです。(逆に「素早く深いところまで潜る」はあまり問題になりません) 急に上がれば、一気に肺内の気圧が下がり、そのために肺が膨張して破裂することもあり、大変危険な状態になることもあります。特に危険なのが浅いところでの急な上昇です。(説明は省きますが、深度20メートルから深度10メートルに上がるときよりも、深度10メートルから海上に上がるときの方が危険です)
もしもダイビングに伴う身体の不調が生じたときは飛行機に乗ってはいけません。軽症でも24時間以内の搭乗は避けるべきです。また、何も起こらなかったとしても搭乗まで18時間以上はあけるべきです。ですから飛行機で帰る日の朝のダイビングや、夕方まで潜っての翌日早朝の便の利用などは避けるべきです。
ダイビングが趣味の人は、DAN JAPANに入会されるのも安全対策になるかと思います。世界中のどこでトラブルが起こっても原則無料で対処してくれます。